父親をもっとラクにいこう。超~自然体!~石井 哲さん | 松戸子育て応援サイトまつどあ

父親をもっとラクにいこう。超~自然体!~石井 哲さん

子どもたちから「とと」と呼ばれ、こども館では「カプラのおじさん、今日はこないの?」と慕われる石井哲さん。
自分が楽しいから子どもと遊ぶ、という石井流シンプルな子育て観をのぞいてみました。
子どもと向き合うとき、肩に力が入ってしまうお父さん! こんな子育てもアリですよ。

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出来ることはやるし、出来ないことはやらない

自営業のため、子どもを幼稚園へ送るのは石井さんの日課だそうですが、奥さんからは「○○をやって」と家事や子育てで頼まれることはほとんどないそうですね。

子どもの面倒をみているつもりはないんだよね。特に夫婦でどっちが何をやるかって決めてないの。2歳の息子の着替えも、出来てなかったらやるぐらい。
息子のお散歩がてら、上の子の幼稚園に行って、幼稚園の園庭で少し遊んでから帰ります。
帰ると息子はお昼寝しますからね。午後は仕事にでかけます。

料理も得意なのですか?

ほとんどやらないですよ。私の作るのは、カレー、オムライス、焼きそば、炒飯…。レパートリーが少なくて子どもは飽きています(笑)。お腹が空いて、食べる物がなければ作るぐらいです。

ご自身はイクメンと呼ばれることに違和感を感じるそうですが、世のイクメン像についてどう思いますか?

私はイクメンと呼ばれるほど、子どもの世話はやっていません。自分の出来ることしかやらないですから。うちの奥さんも、私が出来ることしか頼まないからね。もう10年も一緒だとそこらへんがお互いに分かってくる。
今のお父さんたちは忙し過ぎるね。働いて稼いでくるだけでも偉いじゃないですか。
私はそんなに稼ぎませんから(笑)。
たとえばオムツ替えが苦手だったり、人それぞれ出来ないことってあると思うのに、それをムリにやろうとしているんじゃないかな。
自分は出来ることしかやらないなー。
頼まれたことが出来ないからって引け目に感じる必要はないと思うよ。
私は、洗濯物をたたむのは苦手。でも取り込むのはやるし、トイレ掃除もやるよ。男って汚すからね。

なるほど。洗濯物をたたむのは苦手だけど取り込むのは出来る、出来ることをより具体的に妻に伝えて理解しておいてもらうって大切ですね。

自分が楽しいことは子どもも楽しい

お父さんが子どもと遊ぶとき、つまらない、面倒くさいって感じることはないですか?

子どもと遊ぶときも、自分が楽しいと思うことしかしないんだよね。
例えばこども館に来て、すごい立派なカプラを作りたいと思っているところに、子どもが「ブロックやろう」って言ってきたら「やだ!カプラやりたい」って言っちゃう。全然ムリしないんだよね。

お子さんは楽しそうに遊んでいる父親の遊びに引き込まれていく感じですね。
気が付いたら、大勢の子どもたちに囲まれている…そんな光景がこども館では見られます。ご家族のなかで大切にしていることは何ですか?

ご飯を家族一緒に食べることと「ありがとう」を言うこと。
我が家は子どもがまだ小学生だから、夕ご飯はなるべく家族で揃って食べるようにしています。その時に業務連絡みたいに色々話します。なので特別に夫婦の時間をとったりしていません。
それでも、毎日一緒にメシを食っていれば何となくお互いわかります。
普段から「ありがとう」はちょっとしたときに言うようにしています。
他人はもちろんだけど、家族の誰かに何かをしてもらったときなど、子どもたちへもよく言っています。
しつけは夫婦でしています。朝からけっこう口うるさいですよ。
早く起きろ~、時間だぞ~、まだ着替えてないのか~とか。

毎日の生活の中で気をつけていることは何ですか?

死なないこと。死んだら子どもたちが困るでしょ。だからバイクも乗りたいけどもう少し我慢。
自分の好きなこと、やりたいことは若いときに一通りやってきたわけ。だから今は特にやりたいことはない。子どもと一緒にキャンプに行くぐらい(笑)。

父親のおんぶスタイルは珍しいですが、板についていますね。

おんぶすると寝ますからね。どこでも行けるし、メシも食えるし…何でもできる。
前抱っこしているお父さんたちを見かけますが、前抱っこで「(育児)やってる感」を出しちゃダメ(笑)。

編集後記

お子さんに「ととの好きなところは?」と聞くと「な~い!」と笑って答えた二女ちゃん。
全身に「好き」がにじみ出ていました。父親にありのまま甘える姿にちょっぴり羨ましく感じてしまった筆者です。
「父親」と難しく考えるのではなく、「人」としてどうあるべきかを考えさせられました。
取材が終わると「さっ、ママに内緒でおやつ食べに行こう~!」と颯爽と息子くんをおんぶして自転車に乗っていきました。父親のおんぶ姿が、もっともっと当たり前に目にする町になるといいですね。

まつどあ編集局 てぃっちゅん

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