どんな時にも「ありのまま」を受け入れる勇気をもつ~赤崎貴子さん | 松戸子育て応援サイトまつどあ

どんな時にも「ありのまま」を受け入れる勇気をもつ~赤崎貴子さん

赤崎貴子さん

発達支援室「びーんず」で、相談員として障がいのあるお子さんのご家庭をサポートする赤崎さん。
「普通」ってどういうこと?「みんなと同じ」ってそんなに大切なこと?
発達障がいの息子さんとの子育てを振り返りながらお話を聞いてきました。

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今は未来につながっている

昨年10月にはNPO法人子ども子育て発達支援研究会を発足し、活動の幅が広がりました。具体的にどのような活動をしていますか?

10年以上前から、発達障害の子を持つ親の会「Beans」を仲間たちと立ち上げ、親同士の情報交換や夏休みなどの長期休暇の親子レクレーションを企画してきました。
この法人を立ち上げたことで、発達支援ガイド(公的支援の窓口をわかりやすく表示した冊子)の発行や発達支援室「びーんず」が運営できるようになりました。
現在、相談員として、こんなに支援の場はあるんだよ、ということを伝えています。
今はインターネットでたくさんの情報が入ってくるため、親御さんの不安がさらに大きくなってしまう方が多いですね。
支援室では、親御さんが感じる一番心配な事を伝えてほしい。その困りごとが、医療なのか行政なのか…一緒に考え窓口へつなげるサポートをします。
ぜひお母さんだけではなく、ご夫婦で相談に来てほしいですね。

夫婦で来所することがポイントなのですね。

障がいのある子の子育ては母親が抱え込むことが多いです。
思春期になった時、特に男の子の場合は、甘えが母親にむかうことがあります。
その時、父親の言葉がスッと入る父子関係であってほしいですね。
そのためにも父親の役割は、大切になってきます。

その父親像と今のイクメンの父親像とはイメージが違いますか?

子育ては大忙しですから手助けはもちろん必要です。でも夫に母性を期待しないで。
自分の妻が大変そうだから手伝う、という気持ちで父親にはいてほしいな。
家庭が母性ばかりでは、子どもが父性に逃げたいときに、逃げ場がなくなってしまいます。

その他相談に大切なことは?

相談は早ければ早い方がいいですね。
グレーゾーンの子というのは、思いっ切り知的障がいがあるわけでも、身体に欠損があるわけでもありません。そのためいつか治るんじゃないか、追いつくのではないかと思いがちです。
ちゃんとさせよう、普通にさせようと親が一生懸命になればなるほど、ありのままをその子自身を受け入れないことになります。

「普通にしよう」教育の中では、生きづらい

息子さんを育てていて、「何か違う」と感じたきっかけは?

息子は3歳になっても一言も発しませんでした。それは「話せない」のではなく「話さない」のだと私は感じていました。でも、なぜ集団に入れないのかわからず、自分から周りに「うちの子って?」と口に出して聞いていくことでわかってきました。
赤崎さんの活動の様子

「普通にしよう」教育は赤崎さんのネーミングですか?

そうですね。今の親御さんたちは0歳児から「みんなと同じ」にさせようと必死に教育しているように見えます。苦手なことだけでなく特性的に無理なことを一生懸命にさせようとしている。できないことをできることで補う方法がたくさんあります。本当にもったいない!障がいのあるなしに関わらず、子どもはとても才能が豊かなのです。
人生100年のうちの2,3年ですよね。言葉が遅いとか立つのが遅いとか…そんなのは誤差の範囲ですよ!(笑)

息子の小学校時代は、普通学級と週1回情緒学級に通っていましたが、息子が集団生活に苦しんでいるのを見るのは、本当につらかった。
学校に行かない選択もあると親が言っても、本人は学校へ行かない=ダメな自分と考えてしまったようです。
「うちの子は発達障がいですけれど、よろしくお願いします!」と保護者会でカミングアウトしました。我が子の障がいを周りが理解してくれ、成長を一緒に見守り喜んでくれました。

障がいは特別なことではないのですね。

今は著名人が、自身が発達障がいであることを公表するなど、当事者以外の方々にもこの障がいの存在を知り、理解するようになってきました。
マイナスの面ばかりがクローズアップされてしまうけれど、実はすごい才能を持っていたりします。
何より親が子どもを後ろめたく思ってほしくない。発達障がいの子は感受性が豊かで親の気持ちを敏感に感じ取ります。親に自分の存在を恥ずかしいと思われて育つ子は可哀想…。
発達障がいの子は人の心が読めないと思われがちですが、そうではなく読み間違えてしまうだけなのです。
これからも、周りの人の偏見や格差をなくす運動をしていきたいと思っています。

障がいのある子もない子も、もちろん大人も楽しめるイベントです!ご家族揃って遊びに来てくださいね♪

赤崎さんはここにいます

NPO法人子ども発達支援研究会発達支援室びーんず
NPO法人こども自立支援の会
レゴセラピー>まなびのひろば柏教室

公的支援の窓口が年齢別にわかるガイドマップ(表裏)

まつど発達支援ガイド(表)

まつど発達支援ガイド(表)

まつど発達支援ガイド(裏)

まつど発達支援ガイド(裏)

編集後記

「うんうん、そうそう…」と大きくうなずきながら語る笑顔のステキな赤崎さん。
障がいは特別なものではなく、私たち自身の延長線上にあるものと感じること…
まずは、自分の気持ちをバリアフリーにすることから始めねばっ。

まつどあ編集局 てぃっちゅん

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