アレルギーっ子子育て体験談 学童期 | 松戸子育て応援サイトまつどあ

アレルギーっ子子育て体験談 学童期

食物アレルギーの有病率は乳児で約5~10%、幼児で約5%、学童期以降が1.5~3%程度だと考えられています。
しかし、主要原因食物の鶏卵、牛乳、小麦の他、学童期では甲殻類、果物類などが増加してくる傾向にあります。
前回の幼児期の体験談に引き続き、学童期の生活についてお話をお聞きします。

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小学校での生活

給食は出してもらえますか?

松戸市では微量で発症する「アナフィラキシー症状」がある児童には、給食を出せないことになっています。
小学校に入る頃にはだいぶ症状が軽減していた娘も、アナフィラキシーショックを起こさないことへの学校側の配慮から、アレルゲンになるものが入っているメニューの時は小学校へお弁当を持って行っています。

手作りのパン

手作りのパン

頻度はどのくらいですか?

月の半分以上でしょうか。給食のメニューを参考に作っています。
お弁当作りが続くと、学校を休ませたいくらい面倒だと思うこともありますし、除去食で対応してくれたらどんなに楽だろうと考えることもありますが、短大で食物栄養科を学び、老人ホームの調理員としての経験や、子どものために取った幼児食アドバイザーのライセンスが、このお弁当作りを通して活かせることは嬉しく思っています。

クラスのお友達の反応は?

アレルギーがあるから!と言う学校サイドの心配もわかりますが、親から見ると少し過剰にも感じました。
アレルゲンが肌につくからと、憧れていた給食当番にもなれず、配膳の際触れることの無いように、席もずっと窓際の一番前。
入学から1年間同じ席で過ごしました。
一年生ですから、先生のそういう対応を特別扱いと捉える子もいますよね。
そして、とうとうお友達に
「アレルギー女!アレルギー女!!」
と言われたと泣きながら帰ってきました。
私が一番恐れていたことです。娘は何も悪くないのに。
でも、私が暗い顔をしていては子どもにも良くないと思い、
「何を言われても笑いで返しなよ!アレルギー女ったらアレルギー女!(変なおじさん風に)って返してみなよ!」
と冗談で慰めたら、次の日本当に学校でやってきたと、ニコニコ笑顔で帰宅してきました。
彼女の強さに私が慰められました。

現在の様子

小学校3年生になった現在はどうですか?

今では学校の対応もだいぶ緩やかになり、お友達にからかわれることもなくなりました。
アレルゲンが含まれているメニューの時は、献立表にチェックをつけてくれたものを頂いてきます。
席替えもできるようになりました。

これまでを振り返ってどう思いますか?

卵・乳・小麦、他にも様々なものが食べられず、この子に何を食べさせれば良いのだろうと、頭の中は食べ物のことばかり。
パンや、洋食を食べたがる兄弟にも我慢をさせ、外食では和食の店ばかり。
痒がって夜泣きが酷くて眠れず、アナフィラキシーを起こす子なので常に死と隣り合わせ。
学校ではイジメられる。私は本当は辛くて辛くて死にたいとさえ思うこともありました。

しかし食物アレルギーは本人が上手く付き合っていくしかなく、成長による耐性を待つしかありません。
私が焦っても仕方がないんだと思うようになりました。今も成長と共に少しずつ良くなってきています。
本心は早くゴールが見たいですけどね!

編集後記

乳児期・幼児期・学童期と三回にわたって掲載してきました食物アレルギーの子育て経験談。
近年増えてきているアレルギー症状を持つ子ども達への子育ての参考になればと、今回取材をさせてもらいました。
幼稚園までの対応と小学校からの対応の違い、子ども達の反応など、初めて知ることが沢山ありました。
その逆境を前向きにとらえる強さに元気を頂きました。

まつどあ編集局 ぽちゃ

参考サイト

松戸市教育委員会>「学校給食におけるアレルギー対応について」

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